楽しい選挙?!イラン攻撃 で見せる様々な日本の姿
2025.06.29


おはようございます。
一部を引き合いに出し議論することは正しいとは言えませんが、ひとことの重みは国民ひとり一人が期待しているところでもあり、考え方の基本が問われることを想定しておく必要があるかもしれません。東京都議選では都民ファーストの会が大勝し、参議院選挙も自民の苦戦がささやかれるようになってきました。アメリカは単発的とはいえイラン核施設への先制攻撃を実施し、国際社会の批判をかい、国内のMAGA(メイク アメリカ グレート アゲイン)の支持者をも離反しかねない状況を生みつつあります。日本政府は「慎重な対応」と言いながら、攻撃に関する明言を避けています。そんな折に「沖縄慰霊の日」を迎え、反戦の機運が高まる中、石破総理の言動に注目が集まります。
【石破総理は地方創生は、日本の活力を取り戻す経済政策であり、そして多様性の時代の国民の、多様な幸せを実現するための社会政策です。元気な地方から元気な日本を作る試みは、多くの点となって息づいていますが、未だ全国的な広がりには欠けています。これを集めて面にして、やがては日本中の皆様に、「面白い」、「楽しい」という思いを広げていかなければなりません。石破首相所信表明演説から抜粋】
イラン情勢はますます混迷を深めています。核施設の攻撃や幹部の暗殺、国際情勢や規則を無視する国々は大きな問題があると考えますが、主導すべき大国すら世界を乱すような施策を続けている以上、だれが正しい影響力を及ぼすことができるのでしょうか?日本人は大戦を経験し最初の被爆国でもあります。いまこそ堂々と主張すべきでなないでしょうか?アメリカ大統領の「原爆が戦争を終わらせた、今回も同じだ」等と言っていることは、力の制圧を肯定し、被爆者を愚弄する発言です。日本を代表する政治家の発言はいかなる表現か?注目しましょう。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない(童話 グスコーブドリの伝記・銀河鉄道の夜にもその考えがちりばめられています)」宮澤賢治の残した言葉に深い意味を感じます。結局は私欲を満たそうとすることが、世界の人々の心を揺さぶり左右し、動乱を巻き起こしているのが人間社会の実情です。このような崇高な思いはきっと未来永劫達成されるものではないと考えてしまうのはあまりにも絶望的です。理想を掲げつつそこへ少しでも近づこうと努力する人間の姿こそ崇高だと思います。
日本人は世界に比類なき優れた歴史と人格を持つ民族であると思います。理想の社会を忘れず「仁、智、礼、義、信-五行 孔子」等忘れず日々を送りたいものです。
カテゴリ:政治・国際状況
第二十八候「乃東枯 (なつかれくさかるる)」 6/21~6/25頃
2025.06.29


うつぼ【空穂・靫】〘 名詞 〙① 矢の容器。雨湿炎乾に備えて矢全体を納める細長い筒で、下方表面に矢を出入させる窓を設け、間塞(まふたぎ)と呼ぶふたをつける。竹製、漆塗りを普通とするが、上に毛皮や鳥毛、布帛(ふはく)の類をはったものもあり、また、近世は大名行列の威儀を示すのに用いられ、張抜(はりぬき)で黒漆塗りの装飾的なものとなった。江戸時代には紙の張抜(はりぬき)の黒漆塗りに金紋を据え、飾調度(かざりちょうど)とした。うつお。
おはようございます。
【七十二候が夏至の初候に変わり、乃東が枯れていく頃となりました。乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。ウツボグサは、日当たりの良い山野の草地に群生し、夏至の頃に枯れていきますが、この枯れて茶色くなった花穂が「夏枯草 (かこそう)」です。夏枯草は、古くから洋の東西を問わず漢方として用いられてきました。この生薬を煎じて飲めば、利尿・消炎作用があり、煎液は、ねんざ・腫物・浮腫の塗り薬として、また、うがい薬にも用います。英名は、「all-heal = 全てを癒す」。和名は、花の形が矢を入れる「うつぼ」という道具に似ていることから付けられました。今回の候「乃東枯 (なつかれくさかるる)」は、冬至の初候「乃東生 (なつかれくさしょうず)」と対になっています。】
あまり見かけたことはありませんが、古くから世界各地で愛され、ガーデニングや薬草として人々を楽しませてくれている馴染み深い花です。今もどこかで花を咲かせているのでしょうか。立派な花はそれなりに存在感を示し、人の手によって丁寧に栽培、高い値で取引されています。しかし野に咲く花たちは普段から季節に応じ同じ場所に現れ、子どもたちのあそびの対象として存在もしてくれています。誰が世話するでもなく、そのたくましさに感心し、強さに驚き踏まれても踏まれても起き上がるたんぽぽ、踏まれてこそ強く育つオオバコなどに人間としての強さも学ばせてもらっていると思います。
カテゴリ:七十二候
「沖縄慰霊の日」
2025.06.29

おはようございます。
昨日23日は「沖縄慰霊の日」でした。毎年この日にこの話題に触れるのは、戦争の悲惨を忘れず戦争を知らない世代に「決して起こしてはならない戦争」を引き継いでいくために重要だと思うからです。
太平洋戦争の終戦日は8月15日であることを知らない人はいないと思います。しかし日本で唯一の地上戦があり、多くの島民の命が奪われた戦争、対馬丸の沈没、終戦日以後の特攻隊員の死等々、様々な悲惨な状況がかってあったことは時代の変遷で忘れ去られていきます。だからこそ「慰霊の日」は、埋もれかけた負の歴史を忘れてはならないことを想いだすことができる歴史として、未来を生きる人々の心に、永遠に記憶にとどめておく必要があるのです。
22日の中日新聞社説には、慰霊の日がどのような日なのか、政治家の誤った認識と発言(自民党西田昌司氏)、過去の政治家の大切な見解(初代沖縄開発庁長官山中貞則氏の本土復帰と沖縄振興、小渕恵三氏の反対された沖縄サミットの開催、野中広務氏沖縄戦を忘れてはならない理由の発言)を掲載し、沖縄を忘れないことの大切さを伝えています。
心配なことがあります。「ひめゆり記念館」等の来場者数の減少、各地の戦跡や戦争にまつわる記念館が運営者の高齢化により維持できなくなってきているという事実です。原爆記念館は逆に来場者数が増えていることは喜ばしいのですが、戦争はもっともっと身近な悲惨もあったことを伝えるための場所が廃っていくことは見逃せません。名古屋にも「ピースあいち」という施設が名古屋市名東区にあります。とても小さな施設ですが、戦争のことを細かく伝えている場所です。一度は来館いただくことをお勧めします。(https://peace-aichi.com/)
カテゴリ:戦争