お知らせ

俳句のおもしろさ

2024.07.07

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おはようございます。中日歌壇6.30から私の「いいな!」を抜粋しました。
【「窓口でぺこぺこする人怒鳴る人口ごもる人偶(たま)に祈る人」(評)願い出を受け付ける役所の窓口の様だ。卑屈な人、怒りまくる人、口ごもって要領を得ない人は良く見かけるが、「祈る人」は珍しい。何やら不思議の感がただよう。面白い場面を歌った。
「装いの明るくなりて青空にある歩道橋渡る子供ら」「青空にある歩道橋」という構図の大きさにまず感心する。そして「明るく」「青空」「ある」とア音の続く明るいひびき、一首の大らかなリズムが内容を生かして、広やかな空間へ読者を導く。】
様々な人間模様が織りなす風景は、心を和ませ、時には自分の姿、言動を省み反省の一助とすることが必要であることを想いださせてくれます。短い言葉とリズムで表現する俳句は、とても素晴らしい日本の文化だと思います。たまに味わってみるのも良いのではないでしょうか?

カテゴリ:宗教・文化

「無敵」 書家 矢野きよ実 さん

2024.07.07

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おはようございます。
東日本大震災から10年。書家の矢野きよ実(名古屋大須出身)さんは、被災地の子どもたちの「心の声」を聞くワークショップ「書きましょ」を今も続けています。そこで綴られた子どもたちの思いを大切に伝えています。ラジオ深夜便で聴いた内容をネットで探してみました。表題の「無敵」は強さではなく、「淋しさ」、「病気」を敵と捉えない心、等々個々人の解釈で一人歩きをしています。大切なことは、「書」を通じて飾りない、心の奥に潜む素直な気持ちを表現できる素晴らしさがあるということです。
【メッセージ 
ものすごく力強い文字で「父」と書いた男の子は 「父ちゃん流された」と呟いた 半紙いっぱいに「今」と書いた子はお母さんがいなくなった 「ひとりにしないで」と小さな女の子は書いた 6歳の女の子は「幼稚園のお友達がたくさん死んじゃったの」と震災後2年経って やっと小さく叫ぶことができ「みんなげんきで」と書きました 600件あった家が599件流された一本松の前の小学校のみんなは 「そんなもののために生まれたんじゃない」「生きてやる」「100年生きたい」「もどりたい」と 1日で1000枚を超える心の叫びを書きました 福島でいじめにあった子どもたち、言葉がでなくなった子どもたち 365日笑うことができなくなった女の子・・・ 小さな身体からたくさんの心の音が、叫びが溢れでてきます 先生も大人たちも10年経った今も涙がとまらなくなります 「書」は習字とは違います。習字はお手本どおりに書き方を習いますが 「書」は心の中にある今の気持ちをそのまま書きます たとえば「淋しい」気持ちは言葉ではなかなか言えませんが 白い紙の上には「淋しい」と書けます 
子どもたちに教わったこと
人の「言葉」は生きてきた年数ではなく経験からうまれる 何十年もかかって大人たちがようやくわかる心の言葉を 小さな子どもたちが書にします どれほど怖くてどれほど悲しくて辛かったか その日を経験していない私にはわかりません 私たちに何ができるか・・・「想うこと、忘れないこと・・」 どうか こんなにも小さな子どもたちの心にある 心の叫びをみてください】

カテゴリ:災害と自然復興

パンダの話

2024.07.07

ジャイアントパンダ
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おはようございます。
高槻市にJT生命誌研究館があります。発行している機関誌に「生命誌」があります。無料で配布されていますので興味のある方はぜひ取り寄せるか、HPを開きご覧ください。面白いですよ!
さて今回(116/117)では「パンダの時間」というテーマでスペシャルストーリーが掲載されています。子どもたちに人気のパンダがどのように進化してきたか、その生物学的視点はとても興味深い内容です。一部掲載しておきますね!
【パンダは竹を食べるためのカラダになっている - 竹は栄養が少ないので、たくさん効率よく食べるために、さまざまな工夫があります。一つは「竹を持って食べる」ということ。わたしたちヒトの手は4本の指と親指が向かい合っていますが、ジャイアントパンダは5本同じ方向を向いているので、わたしたちのようには竹を握りません。彼らは、手首の骨を使って竹を持ちます。親指側の手の平の付け根に、橈側種子骨(とうそくしゅしこつ)という丸い骨があります。みなさんの親指の付け根近くにもあるので、触ってみてください。それだけではなくて、小指側にも突起があります。副手根骨(ふくしゅこんこつ)といいます。指のように動くことはありませんが、支点となって、しっかりと物を持つことができる。これができるから、パンダは竹を持って、効率よくたくさん食べることができます。竹を握ることができるということが、ジャイアントパンダの進化の重要な点の一つです。
もう一つは、「座ることができる」ということ。犬やネコがものを食べるときは、四つん這いです。そのため、食べ物を口でくわえて飲み込むことしかできません。パンダは「パンダ座り」とも言われる独特な座り方で、両手で食べ物を持つことができる。たくさん竹を食べるには長い時間を費やすため、食べやすい姿勢をしている訳です。
そして歯。竹を食べるのに適した歯をしています。竹の葉っぱを、まるでハサミで切ったような形に噛み切ります。竹の幹も、まるでノコギリかハサミで切ったかのようにまっすぐ切れています。硬いものを食べるのに適した歯をしているようです。奥歯に平たい臼歯があります。人間の6倍くらいの大きさがあり、非常にしっかりとしています。前臼歯はライオンのように少し尖っています。この2種類の臼歯が、パンダが竹を食べるのに役立っています。上と下の歯がきちんと重なって、ハサミのようにものを切ります。幹を食べる時は、外側の緑色の部分を剥いて、中の白いところだけを食べる。この剥くという作業に、前臼歯をつかいます。外側の緑色のところはどうやら消化できず、必ずしっかり剥いて食べています。このように、パンダの歯というのは肉食動物的な特徴と、草食動物的な特徴の両方を備えて、硬い竹を食べている。とても大きな音がするんです、バリバリバリバリって。かなり強靭な奥歯をしています。
そして、竹を食べるために、頭の筋肉がとても発達しています。初めてジャイアントパンダの頭骨を見た時に非常にびっくりしました。顔が丸いのに、頭骨は尖っているのです。実は、この頭のてっぺんから顎にかけて、たくさんの筋肉がついて丸い顔になっている。ものを「噛む」ための筋肉なのです。ただ大きくてしっかりした歯があるだけではなくて、筋肉もすごく発達しています。ジャイアントパンダがもし竹を食べていなかったら今よりも顔が細くて、皆さんに愛される容姿ではなかったかもしれません。竹を食べて氷河期を乗り越え、いろいろな器官が進化した。パンダにとってはどうかわかりませんが、わたしたちにとっては、パンダが竹を食べていてくれて良かったなと思っています。】

カテゴリ:生き物・自然・人間

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