お知らせ

ゴジラ ー1に涙あり!

2024.01.11

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ゴジラ -1を映画館で観ました。私の義兄のお勧め(泣ける)で、昔のゴジライメージしかない私にとっては半信半疑で足を運びました。舞台は太平洋戦争終戦間際、特攻から逃れたパイロット(神木隆之介)が南の島でゴジラに遭遇し、機銃を発射しなかったことで整備兵(青木宗崇)と2人だけが生き残る。帰還後孤児を育てる典子(浜辺美波)に出会い一緒に暮らすことに・・・・。その後は劇場でご覧ください。
キャストは神木、浜辺、吉岡、佐々木、青木等豪華俳優陣で固め、時代考証も優れ中々の見ごたえでした。戦争、核、命(自己犠牲の否定)、日本の政治体質等を扱ったヒューマンかつ現代の問題も含む秀作といえます。兄の言葉は本当でした。改めて現代に問いかける内容は、ゴジラという人間が作り出した化け物でさえ、神が想像したとも言うべき存在として自然を踏みにじっている人間への、「警告」でもあるような気がしてなりません。監督の山崎貴さんは「永遠の0」、「ALWAYS 三丁目の夕日」他多数を手掛けました。一見平和な日本であっても、一歩間違えば危険な集団心理、自然の脅威が待ち構えていること、人間の「善と悪」は紙一重であることを心に留めておく必要があると感じました。興味のある方はオールアバウトニュース ゴジラにて「ラストに賛否両論? 『ゴジラ-1.0』で議論を呼んだ“6つのポイント”を徹底考(ネタバレあり)をお読みください。興味深い内容です。

カテゴリ:宗教・文化

あけましておめでとうございます!

2024.01.11

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おはようございます。
【七十二候が小寒の次候に変わり、地中で凍っていた泉が融け動き始める頃となりました。この候でいう「水泉」とは、“湧き出る泉” のことをいいます。まだまだ空気は冷たく、地上のあらゆるものが凍りつく寒さ厳しい時期ですが、目には見えずとも地中では陽気が生じ、春に向けて少しずつ動き出しています。一年で一番寒さの厳しい大寒に向かいながらも、自然界では着々と春への準備が進み、かすかなあたたかさを愛おしく感じられる季節です。】
デジタルな社会は何を生み出すのだろう?私自身もラインにインスタ、SNS、多くのデジタルシステムを使用しています。しかし、新聞、読書、機関誌、チラシや情報誌も見る機会を作るようにしています。デジタルな情報はとかく自分本位な都合の良さに偏りがちになります。語句を検索する、ネット通販を利用するだけで、あふれんばかりの情報提供がまるで押し売りのように畳みかけ発信されてきます。きっと間違った情報もあるはずです。デジタルに毒されるのは「鵜呑み」という状況が日常茶飯事になってしまったときだと思います。
それに比べるとアナログでの経験は深く心に刻まれ、自分で考える隙も生まれ自己の思考回路が活性化するように感じます。その世界観は芸術家、探検家、科学者らが如実に語っています(中日2023.12.25 アナログの底力は?美術作家 奈良美智・探検家 角幡唯介 他)。
子どもたちの人権保障について「自己の考えの表明」という項目があります。自分の意見を持ちその考えを表すにしても、対面のコミュニケーション、活字の読み返しを通じて、相手の口調や表現を受け止める、活字を読み込むことでいったん自分の頭に落とし込むといった時間を持たなけば、実感を伴った確かな考えは出来上がらないと思います。
今後AI等ますますデジタル活用が進みます。そんな時代に子どもたちの思考やコミュニケーションが「鵜呑み」の世界にならないようにアナログの場面こそ保証する必要があると思います。

カテゴリ:文明社会

園庭遊び 総決算!

2023.12.28













それぞれの年齢で自分の遊びを見つけ没頭できるようになってきました。もちろん保育士という人的環境も大切ですが、園庭の自然環境と数々の道具、遊具には頭が下がる思いです。今日の写真をご覧ください。大人では規制や思い込みで決してやらないことも、子どもたちの世界では全く境目がありません!この発想、方法の特異性こそ物事を考え組み立てていける力へと育っていくことでしょう。

例えば「描く」。色々な道具(スコップ・おたま)を使っていますよね!その道具に対しどんな力をかければどんな線が地面に現れていくかを試しています。「砂を吹く」吹き加減次第で一気に散ったり、少しづつこぼれていくなど、微妙な息とくちびる操作で素材の変化を楽しんでいます。この力は食事、発声、楽器、言葉の表現方法などに関係しています。「タイヤを積む」2種類の方法に挑戦しています。同じ形のものを積んで行く時に、最初は1本の棒に通していますね、ここで同じ形が重なるとどうなるのかという楽しさや疑問が持ち上がったのかもしれません。白ボールの中に同じ形(相似形)のタイヤを、バランスに気をつけながらたくさん積むことに挑戦しています。「車を押す」慣性の法則ですね。押せばしばらくは車のみで移動していく姿を発見したのですね。今まで何度も車を扱ってきているはずですが、初めてこのような性質に気付くこともあるのです。自分で自分の課題を見つけ、遊びの中で学んでいく、子どもたちが本来持っている力です。遊びの中には「数学」、「物理」、「語学」、「人間関係」、「社会」、「鉱物」、「科学」等、教科学習として小学校以上で学ぶ内容の基本が元々盛り込まれているのです。机上で考えた制度や仕組み、理屈ではなく体験を通じた考え方の基礎は、遊びの中にこそ数知れず存在しています。

2023年も残すところ後3日となりました。日付が変われば様々な状況が変わるわけではありませんが、外的な方法、形から自分自身、他者の内面を変えていくこともできると思います。良いことを探す方が難しい今年だったかもしれません、ポジティブに物事や人をとらえていくことは、古の人々は賢い知恵として言葉に残しています。何千年も前の人間も現代人も文化的?生活レベルは上がったとしても中身まで大きく変わっているものではありません。「愚かな行い」、「目覚ましい活躍」これらに一喜一憂しながら、なおも継続して過ごしていくのが人間のありのままの姿です。であるならばお互いを傷つけあうことはどうしようもない「時間の無駄使い」、「生命への冒涜」と思えてなりません。愚かな繰り返しを性懲りもなく行うことに「恥」の心を持ち、来年を過ごしていきたいと思います。子ども自身がどのように働きかけるかで学べることも異なってきます。どう考えても「子どもは偉大!」だと思えてきます。

以上を持ちまして2023年の締めくくりとさせていただきます。稚拙な文章にお付き合いくださり、心から感謝申し上げます。2024年がご家族の皆様にとって良い年となりますように願っております。ありがとうございました。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

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