自分を生かしおもてなし「きょうわごはん」レストラン開店!
2024.04.06


おはようございます。
中村区に障がいのある女性が分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を遠隔操作して接客し、元料理人の認知症の男性が調理場で腕を振るう「きょうわごはん」が2月に開店しました(3.23中日)。
重い障害があっても分身ロボットで接客し、認知症があっても得意の料理で仕事ができる。そんな職場を作りたいと、「キョーワ薬局(東区)」が障害者雇用を進め実現しました。
とても素晴らしい取り組みだと思います。私たちの福祉会においても「障害者雇用」は義務付けられています。しかし現実的難しい問題もひとつ一つ乗り越えていかなければならないのが現状です。誰もが働く場所を得ることは、社会の一員としての喜びを感じ、繋がりを意識できる意義深い活動です。「食」というなくてはならない生活の一部分に楽しく携わる社会があることは、とても大事なことだと感じます。高度経済社会の時代より、世の中は人とのつながりよりも利潤追及に走り続けてきましたが、今後はひとり一人の生活の豊かさを目指し、どんな立場の人も安心して喜びをもって生きる場所を作り出していかなければなりません。「スロー」、「豊か」、「共生」は今の世の中の課題です。人間が人間らしく生きていくために、自分の周りに注意を払い、見つけ体験することから一歩を踏み出してみたいです!
「きょうわごはん」でHPを見ることが可能です。畳などはありませんがお子様連れでも来店できるようです。余裕がありましたら訪ねても良いかもしれませんね!
カテゴリ:宗教・文化
同性婚への社会、司法の意識と法の立ち遅れ
2024.04.06


おはようございます。
同性婚訴訟で札幌高等裁判所が初めての「違憲判断」を示しました。問題になっているのは憲法14条法の下の平等、24条1項人と人の自由な結びつきとしての婚姻、同条2項婚姻や家族に関する立法の解釈について、先に民法で定められている同性婚を認めていない条文に対し、訴訟を起こした同性カップル等に対する憲法判断についてです。
性的マイノリティーの人々は今までにも様々な区別をうけ、福祉保障や医療現場などで様々な不利益を被ってきました。生物は元々多様です。人間もその例外ではないことを考えると、今までの不平等や差別こそ改めなければなりません。「どんな子も取り残さない」、「誰もが平等」文字や形はいくらでも唱えることができます。しかしその正しさ、国民が認識すべき考え方は、法律により裏付けられなければなりません。今回の高裁の判断を「人権保障を広げる解釈」と評価する見方が大半ですが、判決文に「社会の空気の変化」を挙げ人々の認識に委ねるような記述がなされたことには批判もあります。やはり着手されていない国会での法整備を急ぎ、積極的な制度化を進めていかなければ、国家の意思としての当たり前の平等感は広がっていかないと思います。国が先導してこそ世の中も変わっていくはずです。
カテゴリ:生き方
ロシア大統領とスメタナ
2024.04.06
スメタナ作曲 「交響詩 わが祖国 モルダウ」 雄大に流れるモルダウ川

監視、隠蔽、情報操作、画一社会、繰り返される体制転換、強権がロシアをつぶす(中日3.17社説)

おはようございます。
プーチン政権はロシア帝国の大国主義を振りかざし、未だにウクライナへの侵攻を続けています。世界の覇権を握るため、情報操作し、国民に真実を告げず、あらゆる利便、先日のISテロまでをも悪用し、身勝手な欲望を達成するために余念がありません。せっかくの優秀な頭脳を「人類愛」に使ってこそ、天から与えられた力を生かす術のはずです。第二次大戦下のヒトラーを彷彿する傍若無人ぶりには驚かされるばかりです。情報に関しこれだけ開かれ、一市民が公正な見方をする機会が保障されていても、100年前と状況はあまり変わっていないところに人間の愚かさが浮き彫りとなっています(歴史は繰り返される)。
領土拡大以外、国内の政策や日本をはじめ世界的にも問題になっている少子化に対して、プーチン氏はどのような対策を行っていくのでしょうか?大統領選挙前国民へのアピール目的で「家族」を大切にすることの価値を説き、子育て支援に予算を投じていくと約束しました(中日社説3.17)。一方で多くの働き盛りの男性が戦場に駆り出されています。戦死者も増え矛盾した政策に国民は不満を募らせています(中日3.15 5面)。
ヨーロッパにおいてはチェコスロバキア、ポーランドなども旧ソ連の軍事侵攻を受けてきました。そんな時代にチェコ出身のスメタナは盛んに音楽活動を行っています。交響詩「わが祖国」第2曲「モルダウ」は誰もが知っている名曲ですね。そのスメタナ、実は苦難の連続で三人の娘を相次いで病のため亡くし、この曲を作った時も既に両耳の聴力を失っていました(中日 クラッシックの扉)。曲は自分と同じように苦難(オーストリア、旧ソ連の支配)の歴史を見てきたモルダウ川の流れに重ね、優しく、強く、繊細に表現しており抒情性に満ち溢れています。苦難は人を磨きます。「艱難汝を玉にす」と言われます。できれば家族が不幸となるような人間同士の争いごとではないように望みたいです。

喜劇王チャップリンは自作自演映画「独裁者」で最後の演説を通じ見事に「人類愛」を語っています。
ロシア、中国などの大国、北朝鮮、ミヤンマーなどの強権主義の国々が、いつまでも国民の不満、敵対勢力を抑え込み、政権を保っていられるとは考えにくいです。一国の主権者は国民であり、王や大統領、国家主席はその代表にすぎません。過去への懐古、自身の欲の中で政治を考えている以上、民衆は圧迫を受け、道を誤り先導されかねません。世界が大きく二分されようとしている事実を認め、人類としての視野に立ち、悲劇を繰り返さないために努力している人々を応援する必要があります。

監視、隠蔽、情報操作、画一社会、繰り返される体制転換、強権がロシアをつぶす(中日3.17社説)

おはようございます。
プーチン政権はロシア帝国の大国主義を振りかざし、未だにウクライナへの侵攻を続けています。世界の覇権を握るため、情報操作し、国民に真実を告げず、あらゆる利便、先日のISテロまでをも悪用し、身勝手な欲望を達成するために余念がありません。せっかくの優秀な頭脳を「人類愛」に使ってこそ、天から与えられた力を生かす術のはずです。第二次大戦下のヒトラーを彷彿する傍若無人ぶりには驚かされるばかりです。情報に関しこれだけ開かれ、一市民が公正な見方をする機会が保障されていても、100年前と状況はあまり変わっていないところに人間の愚かさが浮き彫りとなっています(歴史は繰り返される)。
領土拡大以外、国内の政策や日本をはじめ世界的にも問題になっている少子化に対して、プーチン氏はどのような対策を行っていくのでしょうか?大統領選挙前国民へのアピール目的で「家族」を大切にすることの価値を説き、子育て支援に予算を投じていくと約束しました(中日社説3.17)。一方で多くの働き盛りの男性が戦場に駆り出されています。戦死者も増え矛盾した政策に国民は不満を募らせています(中日3.15 5面)。
ヨーロッパにおいてはチェコスロバキア、ポーランドなども旧ソ連の軍事侵攻を受けてきました。そんな時代にチェコ出身のスメタナは盛んに音楽活動を行っています。交響詩「わが祖国」第2曲「モルダウ」は誰もが知っている名曲ですね。そのスメタナ、実は苦難の連続で三人の娘を相次いで病のため亡くし、この曲を作った時も既に両耳の聴力を失っていました(中日 クラッシックの扉)。曲は自分と同じように苦難(オーストリア、旧ソ連の支配)の歴史を見てきたモルダウ川の流れに重ね、優しく、強く、繊細に表現しており抒情性に満ち溢れています。苦難は人を磨きます。「艱難汝を玉にす」と言われます。できれば家族が不幸となるような人間同士の争いごとではないように望みたいです。

喜劇王チャップリンは自作自演映画「独裁者」で最後の演説を通じ見事に「人類愛」を語っています。
ロシア、中国などの大国、北朝鮮、ミヤンマーなどの強権主義の国々が、いつまでも国民の不満、敵対勢力を抑え込み、政権を保っていられるとは考えにくいです。一国の主権者は国民であり、王や大統領、国家主席はその代表にすぎません。過去への懐古、自身の欲の中で政治を考えている以上、民衆は圧迫を受け、道を誤り先導されかねません。世界が大きく二分されようとしている事実を認め、人類としての視野に立ち、悲劇を繰り返さないために努力している人々を応援する必要があります。
カテゴリ:政治・国際状況