お知らせ

童謡の魅力

2023.10.14

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こんにちは。
【七十二候が寒露の次候に変わり、菊の花が咲き始める頃となりました。この時期にひと月遅れで迎える旧暦9月9日の「重陽の節句」は、ちょうど菊の花の盛りの頃。別名「菊の節句」とも言われ、この日には菊の花を浮かべた菊花酒を飲み、長寿と無病息災を願う風習がありました。また、重陽の日に、摘んだ菊の花を乾かして袋に詰めた「菊枕」で眠ると、菊の香り漂う寝心地に、夢に愛しい人が現れる、邪気を払うという言い伝えがあり、女性から男性に贈られたそう。今では天皇家の花として、日本の象徴のようにも思われている菊ですが、実は日本自生の花ではなく、奈良時代に中国から伝わった花。 この時期には各地で菊の品評会や菊まつりが行われ、観賞用として様々な品種が知られていますが、もともとは薬草として入ってきました。漢方では菊は目の薬として知られ、目の充血や腫れ、痛み、視力の低下に効果があるとされています。】
とてもきれいな歌がたくさんあります。私も大好きです。

1942年(昭和17年)に発表された文部省唱歌。
野菊 作詞:石森延男 作曲:下総皖一(しもふさ かんいち)

1 遠い山から 吹いて来る 小寒い風に ゆれながら けだかくきよく 匂う花 きれいな野菊 うすむらさきよ
2 秋の日ざしを あびてとぶ とんぼをかろく 休ませて しずかに咲いた 野辺の花 やさしい野菊 うすむらさきよ
3 霜が降りても まけないで 野原や山に むれて咲き 秋のなごりを おしむ花 あかるい野菊 うすむらさきよ

1941年(昭和十六年)発行の国民学校初等科第二学年用
菊の花 作詞:小林 愛雄 作曲:井上 武士

1 きれいな花よ 菊の花 白や黄色の 菊の花 
2 けだかい花よ 菊の花 あおぐごもんの 菊の花
3 日本の秋を かざる花 きよいかおりの 菊の花

カテゴリ:七十二候

グローバルサウス

2023.10.14

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こんにちは。
グローバルサウス(インドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われる。)の国々が注目を集めています。権威主義国のロシア、中国、民主主義国の欧米諸国と一線を隔てる国々です。ロシア、中国の「力による侵攻」には反対しつつ、欧米通貨を使用しない等自国を優先する姿勢を保ちながら、外交政策もしたたかに進めています。
そもそも日本も含め、大国は植民地政策で新興国を圧迫した歴史があります。また朝鮮半島、ベトナム、イラク、アフガン、イスラエル戦争では国際法を無視し、自国に都合の良い方法を選択してきたとも言えます。そのように身勝手な国家、集団に頼るのではなく、経験則に基づき国の運営を試みているのです。
自立した国家として、いつまでも従来の米国追従ではなく、日本はこの先どのような外交政策を行っていくべきなのか、グローバルサウスの国々に学び、変化に備えていく時代です。(中日-10.8社説から考える)

カテゴリ:政治・国際状況

ラグビーワールドカップ 惜敗

2023.10.14

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こんにちは。
バレーボール日本代表はパリオリンピックへの切符を手にし、悲願を達成しました。勝利の舞台裏には若くして亡くなった選手への想いも強くありました。選手の活躍には様々な知られざる苦労、努力があったことを知れば、勝敗の見方も変わってきますね。
さて、9日ラグビー日本は惜しくもアルゼンチンに27対39で敗れました。しかし、日本チームらしい粘り強いプレーを見せてくれたことは、深く心に残っています。激しいタックル、真摯な姿勢、ノーサイドとなった時の振る舞い、どの場面も見逃せない人間性を感じる戦いに、心底憧れてしまいます。ルールはとても難しく感じますが、一つ一つの取決めがラグビー憲章(品位・情熱・結束・規律・尊重)に沿ったものであると理解すべきだと思います。何となくしっくりこないルール、アーリーエンゲージ(レフリーの合図よりも早くスクラムを組んでしまう-規律)、ノット1メートル(ラインアウトの際、相手選手と1mの間隔を取らなかった-尊重)、ノットリリースザボール(タックルで倒された選手がすぐにボールを離さなかった-品位)などが、その反則の根拠のように思います。
これらのルールは人間が勝敗に拘り、「自分さえ良ければ」といった私欲をコントロールできない人間性を防ぐための規範ともいえるのではないでしょうか。人間はいつもこれら約束を守っていける動物ではないことを、良く分かっているとも言えます。
法律、倫理、掟などは「正しく生きていくための道しるべ、基準」でもあります。かといって昨今の世の中のように、何でも法制化してしまうことは、それだけ人間に倫理、道徳観がなくなっていることを示し、何でもルールや権威に頼る傾向を生み出しているとも言えます。勧善懲悪的な世の中は、どこか歪(いびつ)でゆとりや寛大さに欠けた人への見方を助長していきます。白黒とはっきりさせることも大事ですが、グレーな部分をどちらへ向けていくのかは、人間の寛大さや良心を元にしているからだと思います。このような意味でラグビーの精神はとても「人間性」に基づいたスポーツだと思います。

カテゴリ:スポーツ

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