お知らせ

卒園生、転園生のみなさんへ27

2023.06.09

園庭の自然を楽しむ!6月9日 朝
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たくさん実りそうです シークワサー

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こちらも豊作 イチジク ホワイトゼノア

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赤い色を保ち熟しているモミジのタネ

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すくすく育て 子どもたち カシワ

おはようございます。今日は「晴れ一時雨」という分かりにくい1日となりそうです。隙を見つけて少しでも外へ出られると良いのですが。
今週園庭の草刈りをしました。気温が上がると蚊も増えてきます。柔らかな子どもたちの皮膚は、蚊にしてみれば絶好の獲物です。自然との共生は、ある程度整備することで特定の生き物を調整する働きを生みます。多すぎても少なすぎても人間にとって「心地よく、面白い環境」にはなりません。先人は里山を手入れし、人間と生き物の共生を図ってきました。それは「山神様」という存在に対し畏怖の念を抱き、必要以上の乱獲はしてきませんでした。必要以上の恵みを享受することで、自然からのしっぺ返しを怖れていたからです。人間が自分のことだけを考え森を壊し、どこにでも足を踏み込んでいけば、結果、細菌やウイルスが必要以上に人間に害を及ぼしたり、災害に見舞われる結果をもたらします。
子どもたちにとって園庭は「心が沸き立つ環境」でないといけません。しかし、余りにも蚊が増えすぎることは健康被害につながりかねません。小さな昆虫がいれば、それを捕食する生き物がやってきます。園庭の多様性がどこまで進むのか毎日目をみはっています。招かれざる客(蛇)も現れるかもしれません。しかし、蟹江にマムシはいませんので安心してください。「植物と生き物と子どもたち」この関係性から生まれる「ワクワク」を共有しながら、生き物の多様な姿に触れていくことが、必ずや地球環境を守る心を育てると信じています。今からの季節はイチジク、シークワサー、ブルーベリー、秋が深まればクリもなることでしょう。初めて出会う果物にもどんな反応を見せてくれるのでしょうか?楽しみにしていきましょう。行ってらっしゃい。
2週間本園で頑張っていただきました実習生の先生が、本日をもって学びを終えられます。懸命に取り組まれる姿から私たちもたくさんの学びを得させていただきました。ありがとうございました。素敵な先生になられることを心から願っています。

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卒園生、転園生のみなさんへ26

2023.06.08

6月8日 藤井聡太さん 「努力」「粘り強い心」

おはようございます。今日の夜からは雨の予報です。同時に約1週間ぐずつき模様です。丁度良いころ合いなどということは、人間の我がままなのでしょう。それでも「お天気だったらなー」と考えてしまいますね。
6歳の時に抱いた夢「名人」になるを、藤井聡太さんは最年少記録で達成しました。地元愛知県瀬戸市の生れで今の力を生み出した要因の一つに、モンテッソ-リ教育があると言われています。この教育法はイギリスの医師マリア・モンテッソ-リが提唱した教育法です。教育の基本的考えは、【子どもの「敏感期」にあった「教具」を自由に選び、使える「環境」を整え、「提示」することで、子どもは夢中になって「お仕事」をする「集中現象」が見られます。そして、子どもが間違っていた場合も、「誤りの訂正」をするのではなく、子ども自身が気付くまで待ってあげることが重要です。】一言でいえば、子ども自身の自発、気付きを待つ教育と言えます。
一手を指すのに2時間余り長考し、その中で82手先を読んでいるというのですから、並の忍耐、集中力ではないことが分かります。プロ転向後何度も相手に負けることを経験する中で、自分自身の選択で、AIを相手に徹底的に合理的方法の訓練を積み重ね、最後はオリジナルな自身の一手を指す力には驚かされます。
決して自分自身に限界を作らず、どんな時も前を向いて進んでいく姿は、20歳とは思えませんが、一つの生きるスタイルとして敬愛すべき存在だと感じます。行ってらっしゃい。

夕刻
子どもたちは小さいながらも、その場の雰囲気や、同じ部屋でいつも一緒にいる仲間ではない人がいる場合、じっと見て考えて?いるときがあります。何かが違うことを察知しているのでしょうか。自分の身を守るため本能が働いていると感じます。自分より大きいと感じることができるのでしょう?とすれば凄い能力だと思います。「静止、手を出さない」このことでその場は平和裏に流れていきます。ところが同じ部屋で過ごす仲間の場合、遠慮がありません。奪い合い、手を出し合い、泣き叫ぶ等、自分の欲求を通すため自己主張し続けることが多いです。自我の成長は、このような相手との繊細な力関係によって成り立っているようです。中々理屈では言い表せない、人間本来が心に刻み付けている能力のようです。
さて、本日は「不審者対応訓練」の日です。何度もお伝えし恐縮ですが、「無事有事のごとく 有事無事の如く」です。日頃の備えほど大切なことはありません。肝心な時に慌てず、何も指示がなくても体が覚えているかのように、日頃から努力を怠らないことが大切です。昨今は様々な事件事故が多発しています。想定できないような事態も見聞きし、自分で自分の命を守る術は、年齢に応じ身につけていかなければならないと感じます。小さな子どもたちには、理屈を言っても分かりませんので、真剣な顔つきで危機を知らせる大人の存在が必要です。しかも怖がらせず整然とが訓練の目標です。

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卒園生、転園生のみなさんへ25

2023.06.07

ひと隅を照らすことは やがて国全体をを照らすことにつながる
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6月7日 朝 まずは足元から・・・横田早紀江さんの笑顔
おはようございます。今日、明日は貴重なお日様を感じられる日となりそうです。少々暑さも増しますが、ありがたい日の光に替わりはありません。いつかは太陽も消滅する日がやってきます。人間も老いない人がいないように終わりがあります。だから1日の大切さを心にとめ過ごしたいものです。
横田めぐみさんの父である、横田滋さんが2020年に亡くなって3年目になります。娘を北朝鮮に拉致され、帰還を待ちわびる父母の悲しみは計り知れません。5日の中日新聞に孫を抱く母の早紀江さんの姿が掲載されました。血のつながった子どもを笑顔で抱く姿は、嬉しくても悲しさ溢れる姿に見えてしまいます。天から孫を授かり、時々お世話しながら生きる私は、なんと幸せなことだろうかと心から思います。
政府も小泉元首相以来努力を続けていますが、悪化する国際情勢を前に手だてを失っています。家族が離散する事実は私には想像を絶する出来事です。万が一子どもや孫がそのような事態に巻き込まれたら、いてもたってもいられないと思います。そのような状態が幾十年も継続したならば、怒りを通り越してしまうはずです。「恥ずかしくない人生を送ろう」そう心に誓い、日々を懸命に生きようと心に銘じます。
生きていれば様々なことに出会います。嬉しいこと、悲しいこと、寂しさやどん底、できれば幸せに生きたいと願いますが、幸も逆境もその一つ一つを味わい、生きていかなければならないのが人間の定めであるならば、早紀江さんが苦しみの最中にも、ろうそくのように一灯をともす明るさを持ち生きる姿を見習い、自分自身をそして周りを明るくする人であるように努めていこうと思います。行ってらっしゃい。

6月7日 夕刻
1歳児クラスで4月に入園した子どもたちは、慣れる期間が2ケ月間と短いですが、安心感は得られていますので、事故や気持ちの動揺による病気の発生確率は減少しています。遊びへの取り組みはまだまだ探索中といったところでしょうか。テイスティングをして、興味がすぐ他のものに移ることも多いです。ですが、おもしろそうなことにはすごく敏感です。だから何かあると駆けつけてきます。おもしろい匂いでもするのでしょうか?この興味や意欲が子どもたちの大切な毎日の食べ物のような気がします。「楽しさ」という食べ物は、毎日欠かすわけにはいけません。楽しさがあるから嫌なことも億劫なことも「しょうがないなあ」と次の楽しさの見通し持って取り組めるのです。
「ごっこ遊び」という言葉をよく聞かれると思いますが、この遊びができるようなるためには、それなりの発達時期にイメージができやすくなるような体験を積み重ねておく必要があります。元は絵本やお話、歌などの想像の世界をどれだけ体験しているかによって、その再現力は違ってきます。子どもたちは不思議ですが、つもり遊びの中では片付けをし、スプーンもしっかり持ち、人のお世話もするのです。それは物を見立てたり、警察官や消防士、お店屋さんになり切ることが嬉しくて仕方がないことだからです。「まねて まなぶ」まさに毎日がこの繰り返しです。保育園は決して「習慣や何かをできるようにするための養護、教育施設」ではありません。子どもたちの生きる力(意欲、優しさ、健康な体、なんでも使いこなす指先、発想力、粘り強さ)を育てる場所なのです。子どもに善悪や技術的な訓練を、興味に応じることなく一方的に与え続けていけば、心は屈折あるいは無気力となり、本当の自分を見つけられなくなってしまいます。
乳幼児期はとても大切です。その大切さの中身は、「安心」、「自発」、「自信」に向かうべきであることをご理解いただければ幸いです。

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