アメリカ大統領として関税発動する重さを感ぜよ!
2025.04.12

おはようございます。
トランプ大統領の関税が発動されました。日本政府は自分たちは大丈夫だろうと考えていた節もありますが、アメリカ政府の計算式に当てはめられた24%は、他国への対応と替わりなく、特別な扱いはありませんでした。中国は即座に同じ関税率でアメリカ製品の輸入品に34%の関税をかけ制裁の応酬となりそうです。
石破総理は早速与野党議員を参集し、電話会談などを通じ、日本が最大のアメリカへの投資国であることを伝え、見直しを求めていく旨を述べていました(7日実施)。そして双方が担当者を立て対話を行う方向で動き始めています。何となく交渉の席に持ち込もうとする策に導かれているように感じます。アメリカの他国への姿勢を観ていると日本だけ特別扱いはしないのでは?と考えられます。株価は暴落し、物価は高騰、良くない傾向も今後進んでいくように思います。アメリカ国民に恩恵がさほどなければ、新たなリーダーを求める米国民の世論は高まる結果を招くと考えられますが、世界のリーダーであったアメリカの精神的支柱や誇りはどこへ行ってしまったのでしょうか?中国、ロシアに続き自国優先の考えが今後も促進していけば、世界中が分断していくこととなるでしょう。そのような世界は人類の衰退を招きます。
今こそ道義の国であるはずの日本がアジア諸国を説得し、道義では先輩(老子、孔子、ブッダを生んだ地)であるはずの中国、韓国、東南アジア諸国と対話し、紛争、貧困、健康福祉などに対しリーダーシップを発揮していくべきだと思います。理想論だと言われても理想は必要です。空論であろうがなかろうが正邪について盲目となってはいけません。
カテゴリ:政治・国際状況
自然を通して培われる力
2025.04.12

本園での最高学年になったみなさん!はりきってますね!「その役を得ればそれなりに」、年長者の自覚や体力、知恵もだんだんと備わっていくのだから不思議なものです。小さい子に優しくしたり、仲間とのつながりに積極的にかかわっていったり、それなりの成長がみられるようになっていきます。
様々な玩具は固定観念にとらわれない自由な発想で使い、自分なりの遊び方を発見していきます。そして、葉っぱ、花びら、小枝、砂などと組み合わせて使うことで、素材の性質、科学的な知識を自分の手指に実感していきます。
これからの1年間、この子たちはきっと目覚ましい発達を遂げていくことでしょう。つい先日旅立っていった先輩たちが、成長した堂々とした姿と力(粘り強さ、立ち直る力、諦めない心)が身についていることを証明していきました。
「さあ今度は君たちの番だよ!」わたしたち保育士はより良くみんなが育っていくためには、力を惜しむことはありません!どんなことにも挑戦していく姿を応援し、悔しさや思い通りにならない悲しみに寄り添い、一緒に悲しんであげましょう!ですがいつかは笑顔を取り戻すときが来ることを信じ、それまでは励ましもちろん一緒に頑張っていきます。
この保育園で過ごした楽しさ悔しさ悲しさが、あなたの記憶から消え去ったとしても、身体と心の強さの痕跡として、3,4,5,6歳の年齢で必ず活きていきます。これは机の上で学ぶこととは全く異なる力なのです。
他の保育園には絶対にない、自然環境の中での遊びを思う存分体験していくことでしか得られない、心と体の強さ、しなやかさ、優しさ、粘り強さを勝ち取っていくに違いありません!そんな子どもたちの姿を目指し日々を精一杯生きていきましょう!来週からもいっぱいあそぼうね!
カテゴリ:教育
日本人はどこから来たのか?
2025.04.12

おはようございます。
3月23日中日新聞日曜版では「日本人はどこから来たのか」と題し日本人のルーツをたどり、当時の人々がどのような選択をしたから今があるのかを伝えている。
【内容要約ー人類はアフリカで誕生(ヒト)し、4万年前に東南アジアから中国内陸部を経て琉球からやってきた縄文人(白保人)、北海道からやってきた縄文人(アイヌ民族)が日本人の元と考えられる。そして弥生時代に中国・西遼河流域をルーツとする渡来人が朝鮮半島から流入し、縄文人と住み分けから徐々に混血を繰り返し(鎌倉時代まで)現在へと繋がっている。元々多様性を許容した民族であることが分かる、単一民族と捉えがちだが、歴史を科学的(DNA解析)に調べれば、異なる結論に到達し真実が明らかになることもある。】
このことから何が分かるかと言えば、縄文人と弥生人は争うことを避け、共存の道を歩む選択をしたのではないかということです。ヨーロッパ諸国の様に一神教で他と明確な区別をする生き方(異なる文化を排除する)ではなく、多神教、八百万(やおよろず)の神信仰(アニミズム)を作り出し、共存するために双方が理解に努め、取り込みを積極的に行ったのではないでしょうか?
この様な遥か過去の「選択」を調べ解明していくことは、日本人の選択が今を生きる人間社会(「分断」と「区別」)にとても参考になるのではないかと考えるのです。古代人も同じような分断の「危機」に直面していたのではないでしょうか?そして知恵を使い争いを避け、人間が共存していける世界を形作ってきたと想像します。今こそ過去の日本人の生き方に注視すべきです。(特別展 「古代DNAー日本人の来た道」東京国立科学博物館6/15まで 名古屋市科学館7/19-9/23)
カテゴリ:生き物・自然・人間