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日本人はどこから来たのか?

2025.04.12

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おはようございます。
3月23日中日新聞日曜版では「日本人はどこから来たのか」と題し日本人のルーツをたどり、当時の人々がどのような選択をしたから今があるのかを伝えている。
【内容要約ー人類はアフリカで誕生(ヒト)し、4万年前に東南アジアから中国内陸部を経て琉球からやってきた縄文人(白保人)、北海道からやってきた縄文人(アイヌ民族)が日本人の元と考えられる。そして弥生時代に中国・西遼河流域をルーツとする渡来人が朝鮮半島から流入し、縄文人と住み分けから徐々に混血を繰り返し(鎌倉時代まで)現在へと繋がっている。元々多様性を許容した民族であることが分かる、単一民族と捉えがちだが、歴史を科学的(DNA解析)に調べれば、異なる結論に到達し真実が明らかになることもある。】
このことから何が分かるかと言えば、縄文人と弥生人は争うことを避け、共存の道を歩む選択をしたのではないかということです。ヨーロッパ諸国の様に一神教で他と明確な区別をする生き方(異なる文化を排除する)ではなく、多神教、八百万(やおよろず)の神信仰(アニミズム)を作り出し、共存するために双方が理解に努め、取り込みを積極的に行ったのではないでしょうか?
この様な遥か過去の「選択」を調べ解明していくことは、日本人の選択が今を生きる人間社会(「分断」と「区別」)にとても参考になるのではないかと考えるのです。古代人も同じような分断の「危機」に直面していたのではないでしょうか?そして知恵を使い争いを避け、人間が共存していける世界を形作ってきたと想像します。今こそ過去の日本人の生き方に注視すべきです。(特別展 「古代DNAー日本人の来た道」東京国立科学博物館6/15まで 名古屋市科学館7/19-9/23)

カテゴリ:生き物・自然・人間

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