お知らせ

卒園生・転園生2

2023.04.21

おはようございます。真夏のような日が続きますね。お元気ですか?週に2回くらい記事を掲載いたします。興味のある方はご覧ください。

4月21日 朝
園庭のクヌギ 新芽が葉となる
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枯葉が落ちて気付く昆虫の生命力
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見事な形 はて これはいったい・・・・?
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答えは カマキリ虫の卵です
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はてこれは?
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紅葉の戦略 今はまだきれいな色ですが 秋になると茶色になります そして風が吹いた時ヘリコプターのように回転して飛んでいきます 黄色の丸で囲った部分が 実は種です 形も飛ぶ姿もとても美しいです

おはようございます。今日も気温は高く安定した天気が続きそうです。急激な温度変化に対し、子どもたちは体がついていきません。脱水、細菌感染等注意が必要になってきます。
先日梅の木の害虫駆除を行いました。「世の中には不思議な生き物がいるものだ」が率直な感想です。昨年はアブラムシが発生し、薬剤を散布し駆除しました。中々の大量発生で手間がかかりました。今年は大丈夫だと高をくくっていたところ、今年はカイガラムシの一種「タマカタカイガラムシ」が大発生していました。知らない間に幹、枝のいたるところにいます。カイガラムシは樹木の汁(栄養)を吸い取り生きています。足や目などは退化し動きがほとんどありません。まったく気づかなかったため、人目につかない進化を遂げたかのようです。いずれにせよ梅の木が病気にならないように、駆除と剪定を施しました。ちょっとグロテスクな生き物のためこれ以上の紹介は避けますが、生き物の形容、生き方は本当に様々で、その個性豊かな生き方に驚くばかりです。
そういえば園庭のクヌギの木にカマキリの卵を発見しました。どうも昆虫や、鳥、樹木の話になると、長くなってしまうのが性分ですが、子どもの頃「カマキリ」を牛乳瓶に枝ごとさして自分の部屋に置いたら、いつの間にか数百匹の小カマキリが、レースのカーテンにぎっしり引っ付いておりました。驚くとともにそのかわいらしい姿に感動したものです。
さて、朝の子どもたちの持ち物で重要な帽子と水筒の準備について、このページでお願いすることが前後してしまい申し訳ありませんでした。お手間をかけますが、以下の目的に配慮してのことです。ご了解ください。
1 帽子や水筒という生きるために必需な物品を、自分の大切な物であると認識すること
2 朝いちばんに自分で準備することで1日の見通し、順番が分かる
3 親子(家族)の約束とコミュニケーション
上記をご理解の上、お忙しい時間帯ですが、ご協力いただきますようにお願いいたします。

21日 帰り つくし組 入園ひと月内の外遊びと室内遊び
初めての場所、しかも屋外は「子ども心」がとてもたくさん刺激を受ける環境です。慣れ、体力もついてくれば、外ほど楽しいところはないのですが、つくし組さんにとっては、とてつもなく広く、興味の対象も多種多様な為、自力ではなかなかすべてを受け止め、感じることに力が及ばないはずです。
そして、外で五感をフルに使えば頭も体も疲れます。しかし、こうして毎日繰り返すことによって、少しづつ体力もつき、心にも余裕が生まれていくのです。逆に室内では、生まれて1年ころの子どもたちにとっては、なんとなく見慣れた雰囲気と遮閉され、広すぎない感覚、音も見える景色も大きな刺激ではないため、不安や大きな興味で心が揺り動かされることが少ないのです。この安心は小さな心と身体には、1日の内何割かは必要な環境であると思います。母体から受け継いだ免疫が切れると言われているのが、生後6ケ月以降ですので、それらの防衛機能も考えた生活が必要となります。
心が不安定になれば誰しも病にかかるリスクは増加します。子どもたち、高齢者はそのリスクが大人よりも高いため、養生が大切となります。心がふさぎ、水分や食事が採れなくなってしまっては、健康な1日を送ることが難しくなります。最も信頼できるご家族から離れるだけでもストレスがかかり、ご家庭とは異なる心持になる子どもたちですので、食事、水分補給などは、生活が変わるときは、特に注意が必要です。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

卒園生、転園生の皆さま!

2023.04.19

こんにちは!ご家族様お元気でいらっしゃいますか?環境が変わり、戸惑われていらっしゃることも多いかと思いますが、人生には小さな変化から大きな変化はつきもの、そこを乗り越えていくことが、人として大切であると思います。先人は数々の苦境を最小の単位である家族、仲間、そして地域、幼児教育施設、福祉機関と寄り添いながら何とか解決してきました。
大丈夫です!お子様が本園にいらっしゃる間に、着実に心も体も変化に耐える力を身につけられたと振り返ります。今、お子様ご本人に必要な力は、きっとお母さまをはじめご家族様が、お子様の力を信じて落ち着く姿勢だと考えます。大人の皆さまが醸す「どんと構えておられる姿と心」は、きっと子どもたちの心に「安心感」を与えることでしょう。
しかし、何ともならなくなれば、いつでもご来園ください。過去から力をもらえることもあります。少し後ろを向いたら、また少しづつでも前へ進んでいっても良いですね。
作日の保護者ページ(写真は除く)を掲載いたします。心が少し楽になっていただければ幸いです。

4月18日掲載分
「朝一番」
おはようございます。今日も天気は良さそうですが、午後から下り坂になる見込みです。子どもたちの世界では、変わらぬ日々を重ねながら、心の中は自然と同様、変化しているはずです。小さな心で懸命に園庭、外部の自然に目を向け、生きている実感を感じようとしています。
さて、今園庭は野草、雑草真っ盛りとなっています。カラスノエンドウ、たんぽぽ、シロツメクサ、ホトケノザ、ハハコグサ、ハルジオン、ナズナ、ヨモギ、名前を調べ挙げればきりがありません。子どもたちは様々な名も知らない草花たちに毎日出会っています。ヨモギは揉めば不思議な臭いがし、見慣れたたんぽぽは、早速ままごとの材料になったり、綿毛を「ふー」と吹いて飛ばします。カラスノエンドウは中の豆をとるのに夢中、なかには服に引っ付いたり、種を飛ばす草もあり、その不思議さや生きる知恵に、理由もわからず遊び心を触発されることでしょう。
草は必死ですが、子どもたちは細かな植物を、小さな指先を使うことで、自らの五指を発達させていきます。興味を持つことができればの話です。そこへ導くのが大人の役割でもあります。雑草は子どもたちの発達に欠かすことができません。オレンジ色のかわいい花(ナガミヒナゲシというケシ科の仲間)をよく見かけます。花そのものを触っているには問題有りませんが、茎を折ると乳黄白色の液が出ます、かぶれを起こす危険がありますので注意が必要です。ケシは猛毒ではありませんが、自分の身を守るため、あるいは他の植物を寄せ付けないようにするため様々な自衛、繁殖方法を身につけています。念のためご注意ください。
ただ夏までほっておけば「ボーボー」となってしまうため、除草も必要になります。そこで地域の長寿会さんに声をかけました。フードバンクや評議員会のご縁にて、本園には児童民生委員さん、自治会さんにもご縁があります。様々な世代の人々に保育園においでいただき、雑草を抜きながら子どもたちと触れ合っていただこうと考えています。
本来子どもたちは地域で育つ存在です。そのような顔見知りの関係性を雑草を通じて作っていくことで、血のつながりだけではない地域の人々と共に、子どもたちの成長を見守っていけるようにしていきたいと考えています。既成概念にとらわれることなく、地域の人々に助けてもらえる力をつけていくことは、保育園自身の自立にも発展していくはずです。私や今存在している人的財産は、いつかはなくなります。しかし、脈々と受け継がれる地域性は決して途切れることはないでしょう。そんな保育園を目指していきます。
今日もたくましい草のように、人々に笑顔で接し、多くのつながりを大切にしていける日となるように心がけていきたいと思います。行ってらっしゃい。

「写真を見て」
子どもの頃テントウムシのプラモデルを作ったことがあります。とてもよくできている昆虫シリーズでカマキリやカブトムシなどもありました。何が良いかというと、完成後、そのモデルを片手で持ち、羽を広げて飛んでいる様子を再現し、様々な角度からその模型をいかにも飛んでいるかのように、イメージする楽しさを味わうのです。これはきっと昔は、男の子だけの楽しみ方であったと思います。
現代ではジェンダーレスが叫ばれ、女の子であっても電車、乗り物、大胆な遊び方を行う場面が当たり前です。これは過去の日本人の間違った教育観が、大きく関わっていたと思いますが、地面や床に頭を横向きにスレスレに位置し、リアルな感覚を味わう(おもちゃのクルマのタイヤと地面を合わせてみることで、大きく感じてみる)ための見方であったと振り返ります。皆様も一度行ってみてほしいです。迫力満点ですよ!このあたりの見方だけは「男の子だけの感覚」のように思いますが、いかがでしょうか?そうでなければ私の偏った見方ですね。
綿毛を吹くのでも、微妙な吹き加減が必要です。もちろん口の位置や吹きかける量も調整が必要です。「口をとんがらせて」が、多分大人のやり方を見て真似をしたのだと思いますが、上手くいかなかったときにやり方を変えることにつながります。器に入れた土の上にカラスノエンドウの豆をパラパラかけるのも、均一にごはんにかけるには、コツがありますね。
このように子どもたちは遊びの中で、生活動作を試すことで日々学んでいます。「子どものあそび」とみるだけではなく、上手くやろうと懸命な姿に、「子どもたちが自己の力を伸ばそうとする、立派な意欲的活動である」とみる必要があります。時に少し間違っていることが、大人にとってはとてもかわいらしい表情や動作として笑いを誘いますが、本人は真剣そのものですね。私も嬉しさ半分、滑稽に感じること半分です。子どもたちの愉快な試みを暖かく見守ってあげたいです。

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