終戦の日に考える ヒロシマ、長崎原爆の日
2024.08.15
長崎 精霊流し

おはようございます。今日は「終戦の日」です。
79年前の8月9日11時2分に長崎に原子爆弾が投下され7万人の市民の命が犠牲となりました。長崎では戦争に限らず昔から亡くなった人の魂を鎮めるために精霊流しが行われています。
【精霊船の由来とその伝統 精霊流しは、夏の終わりのお盆期間に特別に行われる、日本の伝統的な行事です。この儀式では、故人の魂を慰め、安心してあの世へ旅立てるように、精霊船を海や川へと流します。お盆には、家に戻ってきた祖先の魂を再び霊界へ送り出す「送り火」という行為とも似ています。一般に、送り火は8月16日に各家庭の玄関でろうそくを灯すことで知られていますが、お盆を祝う時期は地域によって異なり、7月に行う場所もあります。精霊流しの起源にはいくつかの説がありますが、最も有力なのは「彩舟流し」という、中国から伝わった伝統が日本で変化したものだとされています。江戸時代に日本に来た中国人によって行われたこの儀式は、亡くなった人々を海に流すことで供養する目的がありました。また、大きな船を建造して供養後に燃やす習慣もありました。その他にも、提灯を小舟に乗せて流す地方の習慣や、供物を草で編んだマットに包んで流す習慣が発展してきたという説もあります。これらはすべて、お盆に故人を追悼し、敬うための伝統的な行事の一つです。精霊流しは、原爆の犠牲者や震災の被害者を含む多くの故人を悼むイベントとして、お盆に行われています。】
この行事を知ったのはさだまさしが歌った「精霊流し」がきっかけでした。歌詞と行事の意味は異なっていますが、哀愁を帯びたメロディーは、人の生死のはかなさや人生の悲哀を感じさせます。各地にも灯篭流し等の行事は随所で見られます。京都の大文字送り火も死者を尊ぶ先祖供養の行事です。終戦の日を迎え、6日の広島、9日の長崎原爆投下、戦争で犠牲になった多くの人々を悔やむとともに、先祖を大切にし、二度と人間同士が争いによって命を落とすことがないように願わなければなりません。

おはようございます。今日は「終戦の日」です。
79年前の8月9日11時2分に長崎に原子爆弾が投下され7万人の市民の命が犠牲となりました。長崎では戦争に限らず昔から亡くなった人の魂を鎮めるために精霊流しが行われています。
【精霊船の由来とその伝統 精霊流しは、夏の終わりのお盆期間に特別に行われる、日本の伝統的な行事です。この儀式では、故人の魂を慰め、安心してあの世へ旅立てるように、精霊船を海や川へと流します。お盆には、家に戻ってきた祖先の魂を再び霊界へ送り出す「送り火」という行為とも似ています。一般に、送り火は8月16日に各家庭の玄関でろうそくを灯すことで知られていますが、お盆を祝う時期は地域によって異なり、7月に行う場所もあります。精霊流しの起源にはいくつかの説がありますが、最も有力なのは「彩舟流し」という、中国から伝わった伝統が日本で変化したものだとされています。江戸時代に日本に来た中国人によって行われたこの儀式は、亡くなった人々を海に流すことで供養する目的がありました。また、大きな船を建造して供養後に燃やす習慣もありました。その他にも、提灯を小舟に乗せて流す地方の習慣や、供物を草で編んだマットに包んで流す習慣が発展してきたという説もあります。これらはすべて、お盆に故人を追悼し、敬うための伝統的な行事の一つです。精霊流しは、原爆の犠牲者や震災の被害者を含む多くの故人を悼むイベントとして、お盆に行われています。】
この行事を知ったのはさだまさしが歌った「精霊流し」がきっかけでした。歌詞と行事の意味は異なっていますが、哀愁を帯びたメロディーは、人の生死のはかなさや人生の悲哀を感じさせます。各地にも灯篭流し等の行事は随所で見られます。京都の大文字送り火も死者を尊ぶ先祖供養の行事です。終戦の日を迎え、6日の広島、9日の長崎原爆投下、戦争で犠牲になった多くの人々を悔やむとともに、先祖を大切にし、二度と人間同士が争いによって命を落とすことがないように願わなければなりません。
カテゴリ:戦争
事業継承の難しさ
2024.08.05


おはようございます。
アメリカではバイデン大統領からハリス氏へ選挙のバトンがタッチされました。国を保っていくための決断はとても難しいことです。家族から国まで、小から大集団に至るまで、大切なものを守るには、自らを捨てる覚悟も必要な時があります。昨今、政治不信、自然災害の多発、多くの紛争と様々な人間世界の危機が表面化しています。どのような進路選択をしていくべきか、過ちを繰り返す我々は先人の言葉に教訓を得る姿勢を大切にしなければならないと思います。
【西郷隆盛名言 正道を踏み国を以て斃(たお)るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、円(えん)滑(かつ)を主として、曲げて彼の意に従順する時は、軽(けい)侮(ぶ)を招き、好親却(かえっ)て破れ、終に彼の制を受くるに至らん。(訳)正しい道をふみ、国を賭して倒れてもやるという精神がないと外国との交際はこれを全うすることはできない。外国の強大なことに恐れ、ちぢこまり、ただ円滑にことを納めることを主眼にして自国の真意を曲げてまで外国のいうままに従うことは、あなどりを受け、親しい交わりがかえって破れ、しまいには外国に制圧されるに至るであろう。】
「私欲を捨てる、策謀しない、正道、至誠、敬天愛人」、西郷さんの精神に学ぶことは多いと思います。また、物事には時期というものがありますが、一番難しいのが置かれている立場からの変化、進退問題だと思います。人間はいつの日か第一線から身を引くべき時が訪れます。その時期を誤ると会社、組織、国が衰退する原因になりかねないからです。自分の周りに任せても良いと思えるような人材が現れた時、たとえ自分の好みや仲間ではなかったとしても、実力を認め「バトンを譲る」ことはとても大切なことなのです。次世代がどのようになっていくかは、その時になって慌てても仕方ない事であり、自己の信念を強固に育て、唯一の人がどのように生き、その様を見せていくかにあると考えます。
カテゴリ:政治・国際状況
オリンピック 日本選手の活躍
2024.08.05

おはようございます。
パリオリンピックが開幕しました。初めてのセーヌ川での船による参加国紹介、フランス革命、聖火台の斬新な表現、開催前にTGVのトラブルはありましたが、無事開催され何よりだと思います。フランス語に「セラヴィ」という言葉があるそうです(7.28中日春秋)。「これも人生」、「人生バンザイ」など良い時も悪い時も使われます。コラムにもありましたが、警備、選手、国民の安全が脅かされないことが優先されなければならないと思います。期間中争いや事故がありませんように願うばかりです。
さて日本もスポーツでは様々な競技において、世界と渡り合えるようになってきました。サッカー、バスケット、バレーボール、ハンドボールなど発祥が海外のチーム競技についても良い成績を残せることは喜ばしいことです。開会2日目?の柔道角田選手の「ともえなげ」、すごかったですね!お家芸でもある柔道は世界各国に伝わり、競技人口も多く今では誰もが知っているスポーツです。ただ日本人であっても「礼」の意味をしっかりと実践できている選手がいない中、角田選手は試合後も決して勝利の喜びを相手の目前で表す(笑顔やガッツポーズ)ことはありませんでした。聞けば何度も柔道を止めたいと思ったときもあったそうです。苦しみがあったからこそ相手の心への思いやりは形を成すと納得です。敗者に対する究極の思いやり、「日本人の心」を世界の場で伝えた角田選手は、本当の意味で金メダリストにふさわしい人格者だと感じました。
カテゴリ:スポーツ