第四十四候「鶺鴒鳴 (せきれいなく)」 9/12~9/16頃
2024.09.17

おはようございます。
【七十二候が白露の次候に変わり、セキレイが鳴き始める頃となりました。「チチッチチッ」と鈴のように高い声を放ちながら、秋の空をさわやかに飛んでいくセキレイ。水辺を好む鳥ですが、民家の軒下などにも巣を作るので、その鳴き声だけでも聞いたことがある人は多いはず。セキレイは、長い尾が特徴のスマートな小鳥で、羽色は主に「背黒・白・黄」の3種類が見られ、それぞれセグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイの名が付けられています。
尾を上下に振り、地面を叩くように歩く様子から、「石叩き」の異名も。また、日本神話の伊弉諾 (イザナギ) と伊弉冉 (イザナミ) に男女の交わりを教えたことから、「恋教え鳥」とも呼ばれます。こうした伝説から、セキレイは古来より夫婦円満の御神鳥として崇められ、結婚の儀にも関係が深く、皇室の成婚時には新床にセキレイの飾りが置かれてきたそうです。】
相変わらずの高い気温が続いています。日中は油断をすると熱中症になりかねません。ニュース報道でも熱中症の恐ろしさは伝えられています。このような気候傾向は今年だけに限らず、次年度からも続いていくと考えたほうがよさそうです。気を付ける方法や熱中症になりやすい体質、状況等、有効な情報を取り込み予防に努める必要があります。特に乳幼児は身長が低く地面(アスファルト)からの輻射熱の影響を大きく受けます。人工的な環境で過ごす場合、短時間でも屋外でのイベント参加、路上歩行などにもご注意ください。
カテゴリ:生き物・自然・人間
からだのぶつかり合い
2024.09.17

あそびの最中に仲間と体を寄せ合う、ぶつけ合う、重なり合うなどの触れ合いは、保育士、大人に抱っこしてもらう触れ合いとは少し意味が異なります。
大人は全面的に子どもの身体と心を養護しますが、仲間はそうではありません。遠慮がない、対等、ライバル、そんな言葉が適していると思います。「わらべうた」、「伝承遊び」で考えてみても、乳児さんの年代は「あそばせうた」といって、大人が子どもの手や足、全身をくすぐったり、優しくタッチするなどを伴いながら、子どもとのスキンシップを楽しく、気持ちよさを与えるといった意味合い(愛着と安心を確保)が強いのですが(一本橋こちょこちょ・いないいないバー・おつむてんてん等)、年中以降になれば子ども自身が仲間との競い合い、ぶつかり合いなどを含んだ、子ども同士の関係性ある遊び(かごめかごめ・おしくらまんじゅう・力技術比べ・チーム競技)を欲し、自然に遊び方が変化していきます。
この体の触れ合いは、人間にとって大切な信頼、協同、依存、相互扶助などを行うための土台を培う大切な遊びだと考えます。幼い頃はぶつかり合うことでしか、相手の身体の感触や自己の弱い場所、大切な体の場所を知る手掛かりがありません。時にはケンカをし、手の出しあいなどで激しくぶつかり合うことで、体と心の大切さを理解することもありますが、多くは遊びの中で痛みを感じていくことで、相手に対する思いやりの心も育っていきます。
年長ともなれば自分たちでルールや約束を作り出し、あえてその制約を楽しみながら、「行き過ぎ」、「善悪」、「協力」などの大切な関係性を学んでいきます。仲間を欲するといった自然な発達は、人間がひとりでは生きていけないこと、ひとりで生きていってはならないことを物語っています。他者との交わりを避けることは、自分以外を理解しようとしない姿勢にもつながります。どこまで他者を頼らず生きていけるのかとは異なる問題です。
だから乳児期に大人からのスキンシップと語り掛け、同調と共感、そして大人以外の仲間との身体接触による触れ合いの機会はとても大切です。仲間との接触は分からないこそその機会を持つ必要があります。理屈などは後付けで構いません。それよりも機会を保証し、感じることを優先する必要があるのです。
カテゴリ:発達
孫からのメッセージ!
2024.09.17

おはようございます。
このところ毎週末孫がやってきます。嬉しいやら、心と体の準備がいるやら、何かと気ぜわしい週末ですが、不思議なことにお散歩に連れて行き彼の目を通して見る外界は、普段見慣れている公園の風景、地面の雑草さえ目新しく見えてきます。ちょっとした段差(草)にもバランスを崩し転んだりしますが、両手をついて前のめりに倒れたことに安心したり、立ち止まり警戒しながら散歩する人をじっと見やり、次から次に現れる犬に指をさしながら「ワンワン!」と興奮気味に同調を求められたり、家の中で過ごすときと大きく異なった反応を見せます。きっと初めてに近い経験は、もち得るアンテナを方々に張り巡らし、物事を察知しようとしているに違いありません。見るものすべてを、このように新鮮な眼差しで見つめられるのもきっと今しかないとも思います。家に戻り食事をし、満腹、安心と疲れで一気に眠りに落ちてしまいます。精一杯生きることの大切さを孫から教えられます。今日も1日頑張らねば!
カテゴリ:発達