韓国
2024.12.13

おはようございます。
お隣の韓国が何だか変なことになっています。支持率の低下、北朝鮮との関係性悪化、夫人のスキャンダルと話題に事欠かない状況の中でも、日本とのやり取りは前政権よりもかなり有効的な進展が見られた時でもあったので、先行きが危惧されます。
韓国は以前にも大統領が戒厳令を発布した歴史があります。パク・チョンヒ、チョン・ド・ファン等、自身の政権を維持または新体制を作るため、国会を停止し権力を行使してきました。ユン大統領も様々な影響で自身の政権基盤が揺らいでいる現実を変えようとしたのではないかと推測されています。結局思惑は外れわずかな時間で戒厳令は解除されました。隣国の政情不安を石破政権は注視していますが、アジアの平和を維持していかなければならない大切な時期に、不安材料が増えていくことは世界にとっても良い方向ではないと思います。速やかな終息を願うばかりです。
12月8日は太平洋戦争を日本が始めた日、反戦を唄ったジョン・レノンが凶弾に倒れた日でもありました。世の中に考え方や生き方が異なる人間同士は五万といます。その違いは明らかであるため、何もかもを自分たちの考え通りにしようということは不可能です。その事を弁えた上で価値観の違いを乗り越え、あるいは避け紛争や殺戮とならないように工夫が必要です。人間の長い歴史の中でいまだに使用される「力を使った現状変更」に対し、なおも叫び続けていかなければならないのが、悲しいかな同じ過ちを繰り返す近代人の現状です。
カテゴリ:政治・国際状況
秋のシャボン玉!
2024.12.02

シャボン玉活動は子どもたちが大好きな活動のひとつです。まだ暑かった9月だったでしょうか?その時は自らの口で吹いて作ったこともありましたね(2歳児クラス)。今日のシャボン玉は広い園庭、でも障害物や起伏もある場所でたくさん作ってもらったシャボン玉を観たり、捕まえたり、追いかけたりする活動です。元々は春の季語(春は暖かくなって昔から子どもたちが外の春風で遊ぶことから)であり、春の気持ちよい風で遊ぶものだったそうですが、少し冷たくなった秋風に負けないように追いかけ遊びをするのも良いと思います。
「上を向きながら走ったりするとあぶないのでは?」保護者の皆様も心配されると思いますが、まだ走力がそれほどない今の時期だからこそ大きな怪我に繋がらないとも言えます。今のうちにぶつかる痛みや怖さを知り、また、どこに何があるのかを頭に描きながら体をコントロールする初歩的な力も身につけてほしいと願います(後ろを振り返りながら揚げる凧なども、以前2歳児さんが巧みに行っていた姿がありました。)。
このような環境の中で「自分の身を自分で守る(ぶつからないような身のこなしと記憶を元にした身体使い)」、「相手の身体も大切にする」を近い将来身につけていくためにも、この「シャボン玉を園庭で追いかける!」は発達を促す素晴らしい活動だと思います。
シャボン玉とさんざん遊んだ子どもたちは、満足したら一人二人と他の活動に興味が移っていきます。一つの活動を遊び切ったからこその情景だと感じます。
カテゴリ:発達
いよいよ師走 技術革新のメリットとデメリット
2024.12.02
広がるメタバース アバター ユーチューブの世界

おはようございます。
いよいよ慌ただしくあっという間に過ぎ去ってしまう12月を迎えます。今年1年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?【師走の意味 師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたもの。他にも年が終わるという意味の「年果つ(としはつ)」が転じたという説や、四季が果てることを表す「四極(しはつ)」が転じたという説もある。】
忙しくて自己を見失いかねない日々、様々に翻弄される生活の中でも、子どもたちは懸命に目の前の1日を楽しみ、前向きに生きようとしています。その姿に触れていると「人を育てる」といった生活は、人間の一生の中で実にうまくプログラミングされていると感心させられます。特に「子どもを育てる」といった行動は、哺乳類、特に霊長類において、時間、労力は他の生き物よりもはるかに丁寧で不思議であるとも言えます。
ゴリラの授乳期間は人間よりも長く約3年間、その間母親が妊娠することはなく、片時も子どものそばを離れることなく一頭の子育てに集中します。離乳後は父親の元に連れていかれ一切を父親が面倒を見ます。父の元戸惑いを見せる子どももやがて慣れ、遊びやコミュニケーションを学び社会性を身につけていきます。大人になる頃には父子は固い絆で結ばれています。
人間の子育ては多産であるため、多くの協力者を必要とします。家族ばかりではなく子育て仲間、地域、子育てを終えた世代、様々な人々との接点があってこそ子どもたちの心は安定し、楽しく遊ぶ中で大切なことを学んでいきます。しかし高度成長期から始まった核家族化は、これらの原則を崩し始めます。しかもIT技術の進歩により情報取得が個別化され、その事が招くコミュニケーションの間接化(DX)?とでもいうべき状況や悪用されることで孤立化が発生する状況も生まれています。人間のためと考えられた技術革新が、「生きづらさ」を生んでいるとも言えます。メタバース環境でアバターを通じコミュニケーションを行うことは、良い面も多々ありますが、マイナス面や元々対面で得られたコミュニケーションのすべてを置き換えられるものでもないと考えます。「人に頼り、お願いすること」は遠慮することではありません。日々の生活で「何でもない無駄話」こそ貴重なコミュニケーションのスタートラインだと思っています。
【メタバース 今の世の中が、子どもたち、高齢者、すべての人々にとって「生きづらい世の中」になっているとすれば、その根元を探り、「原点」へと立ち戻らなければならない時でもあると思います。メタバースとは「デジタル技術を活用してインターネット上に構築された3Dの仮想空間」のことです。具体的には仮想空間上に、自身の分身となるアバターを作成し、さまざまなイベントやサービスを楽しめます。】

おはようございます。
いよいよ慌ただしくあっという間に過ぎ去ってしまう12月を迎えます。今年1年は皆様にとってどのような年だったでしょうか?【師走の意味 師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたもの。他にも年が終わるという意味の「年果つ(としはつ)」が転じたという説や、四季が果てることを表す「四極(しはつ)」が転じたという説もある。】
忙しくて自己を見失いかねない日々、様々に翻弄される生活の中でも、子どもたちは懸命に目の前の1日を楽しみ、前向きに生きようとしています。その姿に触れていると「人を育てる」といった生活は、人間の一生の中で実にうまくプログラミングされていると感心させられます。特に「子どもを育てる」といった行動は、哺乳類、特に霊長類において、時間、労力は他の生き物よりもはるかに丁寧で不思議であるとも言えます。
ゴリラの授乳期間は人間よりも長く約3年間、その間母親が妊娠することはなく、片時も子どものそばを離れることなく一頭の子育てに集中します。離乳後は父親の元に連れていかれ一切を父親が面倒を見ます。父の元戸惑いを見せる子どももやがて慣れ、遊びやコミュニケーションを学び社会性を身につけていきます。大人になる頃には父子は固い絆で結ばれています。
人間の子育ては多産であるため、多くの協力者を必要とします。家族ばかりではなく子育て仲間、地域、子育てを終えた世代、様々な人々との接点があってこそ子どもたちの心は安定し、楽しく遊ぶ中で大切なことを学んでいきます。しかし高度成長期から始まった核家族化は、これらの原則を崩し始めます。しかもIT技術の進歩により情報取得が個別化され、その事が招くコミュニケーションの間接化(DX)?とでもいうべき状況や悪用されることで孤立化が発生する状況も生まれています。人間のためと考えられた技術革新が、「生きづらさ」を生んでいるとも言えます。メタバース環境でアバターを通じコミュニケーションを行うことは、良い面も多々ありますが、マイナス面や元々対面で得られたコミュニケーションのすべてを置き換えられるものでもないと考えます。「人に頼り、お願いすること」は遠慮することではありません。日々の生活で「何でもない無駄話」こそ貴重なコミュニケーションのスタートラインだと思っています。
【メタバース 今の世の中が、子どもたち、高齢者、すべての人々にとって「生きづらい世の中」になっているとすれば、その根元を探り、「原点」へと立ち戻らなければならない時でもあると思います。メタバースとは「デジタル技術を活用してインターネット上に構築された3Dの仮想空間」のことです。具体的には仮想空間上に、自身の分身となるアバターを作成し、さまざまなイベントやサービスを楽しめます。】
カテゴリ:文明社会