梅の剪定と人の成長
2024.06.15

おはようございます。
地域交流室前の梅としだれ桜を剪定しました。梅は夏冬2回の作業が必要なようです。初夏は実がなり終わった頃に徒長した枝、交差した枝、樹形からはみ出した枝、枯れた枝などを剪定します。切らずに放っておくと、樹形の乱れ、花付き、実成(みなり)の悪さ、病虫害の発生などにつながるため、こまめに施すことが必要です。それでもカイガラムシなどの害虫がつき駆除は毎年行っています。手間がかかる分愛着も湧きますが、春先に見事な花が咲き、その後大きめの実がなればやりがいも感じます。
子育ても手をかけ時間と手間を惜しまずのお世話が必要です。過干渉になりすぎず適度に世話をしていけば、いつの日か立派な実をつけるようになるはずです。危機もあるかもしれませんが、剪定を確実に行うことで自然に伸びていけるようにしてあげたいものです。剪定も様々な方法があります。根元で切り詰めるか、将来伸びる方向を見定めて、右か左かどちらの芽を残すのか、なんとなく子育てに言えることもあるように感じます。樹木も人間も同じ生き物である以上、その樹種や個体の性質を学び、間違いのない育て方をする必要があるのは変わりないですね。
カテゴリ:生き物・自然・人間
政治を監視する
2024.06.15



おはようございます。
政治の世界は相変わらず賑やかですね。政治献金、物価と賃上げ、東京都知事選挙(40名程が立候補)、パワハラ政治家等々話題に事欠きません。世界でも極右政党の勢力拡大、自国第一主義や代表者、市民の考え方に偏りが生じているように感じます。
孔子は世の中がおかしくなってきた時に何を優先するか、何を切り捨てるかといった弟子の問いに応えています。
【孔子は「子貢 政(まつりごと)を問う。子曰く、食を足らし、兵を足らし、民 之を信ず、と。子貢曰く、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯の三者に於いて、何をか先にせん、と。曰く、兵を去らん、と。子貢曰く、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於いて、何をか先にせん、と。曰く、食を去らん。古 自り皆死有り。民 信ずる無くんば立たず、と」(顔淵篇12-7 原文)
《現代語訳》子貢が為政者の心構えを質問した。老先生はこうおっしゃられた。「民の生活の安定、十分な軍備、そして政権への信頼である」と。すると子貢は質問した。「(食・兵・信の)三者の内、どうしても棄てなければならないとしましたならば、まずどれでしょうか」と。老先生は「軍備だ」と答えられた。子貢はさらに質問した。「では残った二者の内、どうしても棄てなければならないときは、どれでしょうか」と。老先生はこう教えられた。「生活だ。(もちろん食べなければ死ぬ。しかし)古来、人間はいつか必ず死ぬ。(けれども)もし為政者への信頼がなければ、国家も人も立ちゆかないのだ」と(加地伸行訳)】様々な解釈がありますが、要するに「徳性のある政治がすべての元である」ことを弟子に伝えたかったといわれています。果たして世界の政治家たちは徳をもった政治をしているでしょうか?私利私欲に振り回されてはいないでしょうか?現代社会も同様にリーダーが大切な役割を担わなければなりません。そんな思いで代表者である政治家を監視していく必要があります。
カテゴリ:政治・国際状況
東洋医学の力
2024.06.15
東洋医学の考え方

おはようございます。
昨今の医療の進歩は目覚ましく、様々な病について研究が進み、治療薬、技術が開発されています。総胆管結石の内視鏡による除去、メスでの切除を最小限に抑えた腹腔鏡術、がん治療新薬、てんかん発作AI予知、ALS患者脳波連動など、様々な技術が実際に現場で使われ、多くの命が救われ、生きることの困難が和らぐようになってきています。それでも身体の仕組みや脳内で起きていることは、まだまだ未知の領域も数知れず、人間の神秘は果てしがない宇宙と同じではないだろうかと考えさせられます。
しかし身体の成り立ちや理屈を知り、普段の生活に注意を巡らす術は、数千年も前から試され探求されてきました。東洋医学の鍼、お灸、漢方などは、最近科学的にその効果が立証されつつあります。ミクロの世界がまだ解明されていない時期に、その効能や方法を何度もためし、考え、残してきた人間の知恵に深く驚嘆させられます。「病は気から」と言われるほどに、病気と心は結びついています。普段から「悩み」を深くしない自分なりの方法を見つけ出し、親からもらった大切な心と体を、欠点も利点もよく承知して維持していけるように努めていきたいと考えるこの頃です。

おはようございます。
昨今の医療の進歩は目覚ましく、様々な病について研究が進み、治療薬、技術が開発されています。総胆管結石の内視鏡による除去、メスでの切除を最小限に抑えた腹腔鏡術、がん治療新薬、てんかん発作AI予知、ALS患者脳波連動など、様々な技術が実際に現場で使われ、多くの命が救われ、生きることの困難が和らぐようになってきています。それでも身体の仕組みや脳内で起きていることは、まだまだ未知の領域も数知れず、人間の神秘は果てしがない宇宙と同じではないだろうかと考えさせられます。
しかし身体の成り立ちや理屈を知り、普段の生活に注意を巡らす術は、数千年も前から試され探求されてきました。東洋医学の鍼、お灸、漢方などは、最近科学的にその効果が立証されつつあります。ミクロの世界がまだ解明されていない時期に、その効能や方法を何度もためし、考え、残してきた人間の知恵に深く驚嘆させられます。「病は気から」と言われるほどに、病気と心は結びついています。普段から「悩み」を深くしない自分なりの方法を見つけ出し、親からもらった大切な心と体を、欠点も利点もよく承知して維持していけるように努めていきたいと考えるこの頃です。
カテゴリ:教える・伝える