お知らせ

生活環境を考える アートフル 生き物

2023.11.21

渋谷区ふれあい植物センター 多様な過ごし方が可能な空間 

鑑賞方法、鑑賞空間の居心地


おはようございます。
「環境づくりを考えることで創造性や効率性を高めていく」を考えている大学教授がいます。名古屋工業大学須藤美音さん(中日新聞18日17面)建築環境工学(建物の安全、衛生、快適を高めるため、温熱、空気質、光、音という物理的環境を、どうコントロールするかを考える学問)です。
気温が髙くなる時季に生徒の教室環境と学びの意欲への影響を調べ公立学校へのエアコン導入を実現(三重県)、吉野家(牛丼販売)の座位での調理で従業員の疲れやモチベーションを調査、立ち放ちの作業に比べ座位での仕事が効率的にあまり変わらないこと、次の日へのモチベーションが上がることを証明、多様な空間を用意する(アートフルキャンパス)ことで、発想や人間関係がより豊かになっていくように工夫する等、人ばかりでなく場所も多様性をもっていくことが、人が豊かに生活していけることを様々に提言し実践を通して伝えています。
やはりこのことは保育・教育現場においても同様です。「一人で絵本に没頭できる環境」、「仲間と身体をたくさん使って動ける環境」、「寂しさを忘れられる楽しい環境」、「安心して食べ眠れる環境」、これらを満たすべく進めたいと思います。身近で短時間で用意できる環境、慎重に計画的に進めるべき場所等様々ですが、子どもたちの室内外の環境を今後も整えていきたいと考えています。行ってらっしゃい。

カテゴリ:生き物・自然・人間

私たちにかかったら どんな道具もへんしんよ!

2023.11.20



今日はたくさんの道具が登場していました。中でもボールは大活躍です。投げる、ける、打つ、受けるなどの動作で遊ぶのが本来の使い方ですが、子どもたちはボールの弾力を発見した時、誰かが座ったり、テレビやご家庭で観たことのある情景を思い出し真似しているのかもしれません。1歳以下だと体重が軽い、ボールの弾力をうまくコントロールできない等の理由で、転倒やボールと一緒に回転してしまうことがあります。後ろに倒れないようにしっかりと体重を乗せ、両足で踏ん張ることができていれば、よっぽどのことがなければ後ろに引っ張られることもないでしょうしかもたとえ後ろに引き込まれても両手、肘などを使い姿勢を戻す、受け身の姿勢で頭部への打撲も避けられる可能性があります。さらに園庭内は芝生、土がほとんどのため激しい衝撃は避けることが可能です。一部アスファルト、コンクリート部位もありますので、その辺りでの行動は注意すべきことを職員の共通理解としています。
遊具、道具の使用は年齢で観るのではなく、個々の発達具合を把握し、挑戦への判断を見守ることが大切です。たとえ機能的に可能な力が身についていても、心が伴わず「やらない」と判断するのも、大切な自己判断として認め、次回がんばれるかもしれないと期待し、励まし続けることが必要だと思います。                                                     

子どもの「あそびたい」権利は自己の心と体の大切な成長機会ですので、できるだけ保証していく必要があります。むやみに止めたり、クラスによって制限を設けることは、発達を邪魔する行為とも言えます。このような人権意識は子どものころから育てていかなければなりません。「プライベートゾーン」や「恥ずかしさ」等についても、たとえ本人が気にしていなくても、おむつ交換や着替えなどは他者の眼に晒されないように注意しなければなりません。本人に対しても「恥ずかしさ」を育てるため、「はずかしいから パンツをはこうね シャツを着ようね」、「見えないところで着替えましょうね」等言葉をかけることは、「羞恥心」を育て、大切な体の部分はママ、パパ、祖父母、保育士以外には見せたりしないことを習慣化していくことに繋がります。

わたしが子どもの頃は「プールはパンツ(下着)一丁!」、「着替えはどこでもOK!」でしたが、危険が増していく昨今、ジェンダー、差別などの問題にしっかりと向き合い、人権教育を考え正しい見方の中で子どもたちを育てたいと願います。

カテゴリ:卒園生・転園生の皆さんへ!

共助の窓口

2023.11.20


焼肉 あわ座

つくじか出版 看板?

おはようございます。
心温まるお話を2つ。18日付け中日新聞12面「ひとり親家庭招待3年半」名古屋市東区東桜2-15-9 ダイアパレス東桜第2 1Fの焼き肉店「焼肉 あわ座」は、ひとり親家庭の無料招待(細く長くをモットーに週1度)を続けています。「楽しむ子どもや親御さんの笑顔だけでお釣りがくる」店主の考えが良いですね。愛知県母子寡婦福祉連合会をSNSで知り支援活動をはじめました。「子どもと遊ぶのが好きだったくらい」この動機こそ「何でもないお手伝い」という尊い人の心を伝えていると思います。見返りを求めずお手伝いすることは、自分の喜びへと転化していきます(お礼のメッセージは宝物)。
同日名古屋市市民版「出版社(つくじか出版)に自由な居場所(料金不要)」(名古屋市名東区香南2丁目マンション一室で月~土の9時~19時)は、書籍(絵本・アートbook・短編小説)の販売と、空いている一室を訪問者に自由に使ってもらっています。「つくじか」はつくる、じかんのあわせ言葉、「なんだかうまくいかない」、「マジむかつくんだ」など不安、不満、イライラ、自慢話の場として子どもたち、不登校や子育ての悩みの相談に応じる場として運営されています。
「福祉だ、公的窓口だ」と声高に行き辛い窓口を推し進めるだけでなく、自分のできる範囲で人と人をつなげていこうとする小さくてもささやかなあったかさを感じる場所、そんな気負いのない意気込みを感じます!素晴らしいです。

カテゴリ:文明社会

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